mattoの工作&探索記

適当に模型製作や探索をした記録です。

どうも。。

以前、1/150スケールで6.5mm軌間のナローゲージとしてグランビー鉱車をプラ板からフルスクラッチしました。
Nナローのグランビー鉱車を自作してみる(3) 完成しました

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外観上はそれなりに出来ましたが、実車通りに軸受けを内側に配置したのが災いして走行抵抗が非常に大きく、運転して遊べるものにはなりませんでした。
しかし、石灰石鉱山レイアウトでは走行する鉱石運搬列車の存在が外せないと思っていたので色々と策を考えていたら、こんな商品が新発売されました。

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Zゲージを精力的にを展開しているロクハンから発売された、Zショーティーです。
某Bトレインの1/220スケール版のような短縮デフォルメ車両で、足回りがダミーの車体セットに別途走行用の足回りを取り付けて遊ぶスタイルです。
台車はDT33のような形状のノーマルタイプと平たいデザインの新幹線タイプの2種類で、それぞれ動力・トレーラーが発売されています。
発売直後から一部界隈では話題になっていたので、自分もNナロー素材として購入してみました。

試しに走行させてみたところ、片台車駆動ですが思った以上にスムーズに走ってスローも結構効いて、かなり良い感じでした。。
トレーラー台車は集電板のピポット軸受になっていて転がりが非常に良く、手頃な値段ですがとても満足度の高い製品でした。
この動力ユニットとトレーラー台車を使えば安価に安定走行可能な鉱石列車が作れそうなので、早速追加購入して製作に取り掛かることに。

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鉱車は実車通りの内側軸受を諦めてZショーティー台車をポン付けする方式に。
飾り気のない新幹線用台車は鉱車のような産業用車両にもそのまま使えるデザインに見えます。

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今現在発売されているZショーティーはライト点灯しませんが、将来的に点灯に対応するのかトレーラー台車には集電板が付いています。
今回は鉱車からは集電する必要が無いので車体と干渉する部分のみ切り落としました。

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以前のグランビー鉱車製作で作りかけのまま放置していたナベをそのまま流用して、台車を取り付けます。
メンテナンスを考慮してネジ止めにしたかったですが、余裕の無い造りのため断念して瞬着で固定。

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線路に載せてみるとこんな感じに。
新幹線タイプの台車が思ったよりも違和感ない気がします。
転がり性能が非常に良く、これなら無加工のZショーティー動力で複数両を牽引できそうです。

肝心の動力車ですが、やはり動力は機関車に…と思い動力ユニットのサイズに合わせて坑内機関車風のボディを作ってみました。

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キャブはGMの保線車両から流用し、動力ユニットの高さギリギリに車体を設計しましたが、どうにも坑内機関車っぽくなりません…
鉱山用機関車はサイズがかなり小さいものばかりなので、模型で動力ユニットを入れて再現するのは非常に難しいです。
いろいろ考えた結果、機関車に動力を入れるのは諦めて、その代わり車体サイズに余裕も持たせられる人車を作り、それに動力ユニットを組み込んで走行させるユーレイ方式にすることに。

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石灰石鉱山で鉱車と一緒に人車が連結されて運転されていた例は正直見たことが無いですが、そこはデフォルメということに…
人車は「一円電車」で使われていた物をイメージして製作してみます。
0.3mmプラ板から側板と妻板を切り出して作りました。

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屋根はGMエコノミーキットの余りパーツから切り出しました。
人一人がギリギリ入れるレベルのとても狭いドアと建築用のような質素な窓サッシで作られた、いかにも鉱山の検車場で自製されたような車両にしてみました。

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動力ユニットはノーマルタイプを使用。
モーターとウェイトが体積ギリギリに詰まっていて小型化の余地は無いですね。

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横から見るとこんな感じ。
鉱車よりもだいぶ全高が高いですが、それでも人が乗るには屈まないといけないくらいの小さい人車です。
ドア下にステップを付けたかったですが、台車が振れたときに干渉してしまうで諦めました。
連結器はアーノルドのまま使うことにしましたが、鉱車同士は間隔を縮めるために真鍮線で連結させます。
電気機関車を作ったあとに塗装に入ろうと思います。

つづく。

どうも。。

ものすごく久々のレイアウト製作記事です。
間があいてしまって申し訳ありません…

毎度毎度言うのも恥ずかしいですが、再び石灰石鉱山レイアウトの製作を再開しました。
今までは地形や地面を作るのが先か、建物を作るのが先かで悩んで、結局全然進まなくなる現象に何度も停滞していました。
これではもうキリがないので、大まかな建物を先に作ってから地形を建物に合わせていくプランで進めることにしました。

石灰石鉱山の工場建築はかなりの数の自作建築が必要になりますが、その中でも線路上に配置されて貨物列車と直接関わりのある、積み込みホッパーを作っていこうと思います。
入り組んだ工場設備を一から考えていくのはとても大変なので、石灰石のゴール地点でもあるホッパーを先に作っておけば設備の順序も割り出しやすくするという目的もあります。

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石灰石積み込みホッパーの例(秩父鉄道影森駅側線)。
今まで数多くの石灰石鉱山を見に行ってきましたが、その中でも現役で本線鉄道の貨物輸送が行われていて規模も大きく、自分のイメージにも合っていた影森駅の構外側線にある物を主なモチーフにして作っていきます。
今回作るのは1線分で長さも貨車1両分なのでかなりデフォルメすることになりますが、コンクリ製の土台部分にトタン張りの構造物が載った方式を再現して作ってみます。

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土台となるコンクリ部分は当初はプラ角棒やプラ板で自作する予定でしたが、ジャンクセールで買っておいたGMの中型駅キットの側板を加工して作れそうだったので試してみることに。

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こんな感じで側板の柱部分だけを切り出すとホッパーの土台部分に近い形状になります。

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裏側は肉抜きされているのでプラ板で柱部分を塞ぎます。
そのままの厚さでは柱にしては薄すぎるので1mmプラ板を使って拡幅しました。

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中央部を1mmプラ板とプラ角棒で繋いでホッパーの形に。
貨車を通してみたところ高さが若干低めだったのでプラ角棒で柱を延長しました。

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上部の構造物はプラ板とプラ角棒からの自作です。
WAVEのグレーのプラ板は少々お高いですが、白いプラ板に比べて形状把握がしやすいです。

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窓枠の厚みが目立たないように外板は0.3mmプラ板を使用していますが、それだけでは強度不足なので内側に0.5mmプラ板を貼り、各サイドには2mm角棒で梁を付けて強度を確保しました。

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窓のほかにGMの建物キットから切り出した排気ダクトを取り付け。
屋根も0.5mmプラ板で製作します。

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建物が形になったらトタン板を貼っていきます。
トタン板は海外メーカーから発売されているアルミ製の模型用トタン材で、GMのコルゲート板よりも若干波が大きめです(HOスケール製品のようです)。
下から順番に0.5mmずつ下端を被せて段々になるように貼り付けていきます。
金属パーツなので当初は瞬着で付けていましたが、少しの衝撃でもパリパリ剥がれてしまうので結局ゴム系接着剤を使いました。

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ここまで作って、上部構造物への出入り通路が無いことに気づきました…
上部への経路をいろいろ考えた結果、ジオコレの「コンビナートD 積み出し所」に入っている階段パーツを加工してホッパーに外階段を設置することに。

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こんな感じで階段を接続してみました。
階段の位置に合わせて出入り口も追加製作しました。
ドアはトタンを剥がしてプラ板地にして、ドアノブ代わりに真鍮線を埋め込んだだけの簡易表現ですが、一応ドアに見れるかと思います。。
まだ仮組みなので宙に浮いた状態ですが、完成時は階段にも柱を取り付けます。

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とりあえずシルエットは出来たのでレイアウトに仮置き。
思ったよりもサイズが大きくて背後の工場群が隠れてしまいそうです。
貨車とのバランスはなかなか良い感じなので、このままトタンを貼って塗装に入ろうと思います。

つづく。。

どうも。。

3月末に18きっぷを使って1泊2日で美濃赤坂の西濃鉄道を見に行ってきました。

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18きっぷで延々と鈍行で大垣まで行くので、何度か乗り継ぐ必要があります。
比較的空いていた島田行きに乗ってきて、乗り継ぐ次の電車まで時間が空いているので、少し寄り道していくことに。
今回も例によって折り畳み自転車を輪行して来ているので、島田駅から自転車を展開して大井川鐡道の新金谷駅方面へ。

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島田駅周辺にはかつての専用線跡がいくつかあって気になりますが、今回は割愛…
大井川の橋を越えるとすぐに新金谷駅に着きます。
あえて駅には直接向かわずに、新金谷駅から分岐している構外側線である通称「大代側線」へ。

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大代側線は元々大井川で採取した砂利を搬出する引き込み線だったそうですが、用途廃止後もそのまま残り、いつしか大井川鐡道で活躍し運用から外れた車両達が留置(放置)される場所になっていました。
上の画像のように線路が道路に面して広い作業空間があるので、車両の搬入・搬出もここで行われています。
このときはちょうど元京阪3000系が分割されて留置されていました。
なにやら重機が何台か待機していましたが、この理由は帰宅後に知るのでした…

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かつては2桁に迫る数の車両が留置されていましたが、現在は整理・解体されてだいぶ減ってしまいました。
しかし戦前製のチキなどは今でも現存しています。。

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動態保存されている蒸気機関車に部品を供出して、なおも部品取り車?として残っているC11。
その前には様々な台車が置いてありますが、これも大井川鉄道で活躍している車両が履いてる車両と同型の物で部品取りだと思われます。

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側線の最深部へ…
雑草が生い茂って線路が見えない状態の場所だったはずが、いつの間にか線路まわりが綺麗に草刈りされていました。

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ちなみに去年のほぼ同じ時期(3月)にも訪問していました。
このときはまだ最深部に元京阪の2両編成やホキ800・チキが留置されていました。
それが今回は全て手前側の舗装面に接する部分まで移動されています。

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車両が移動して草が刈られたことで今までなかなか見る事ができなかった側線最深部の全貌を見ることが出来ました。
枝分かれした線路は全て奥で再び合流する配線になっていて、機回しが可能になっていたんですね。
架線柱は残っていますが架線は撤去されて非電化されています。
新緑の山肌と草むした線路の組み合わせが良い感じです。

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よく見るとレール踏面に雑草が踏み潰された跡があって、車両が移動したことがわかりますね。

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敷地の境界がわからず一応線路敷には入りませんでしたが、最深部付近から河川敷に抜ける獣道があったので通り抜けてみることに。
雑草に埋もれてわかりにくいですが、簡素な車止めが設置されていました。

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獣道から側線を望む。
ここ数年で全体をこれだけ見渡せたのは珍しかったはずです。
刈られた雑草や移動された車両に謎を残しつつ、側線をあとにしました。

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新金谷駅ではちょうどSLの入れ換え作業中でした。
検査上がりで綺麗なE33も良いです。。



数日後にTwitterを見ていたときに思わぬ情報が…
大代側線に重機が入り、あの最深部の線路が剥がされて建物の基礎のような物が出来始めているというものでした。
また、元京阪のうち1両が自分が訪問した数日後に解体されたようです。

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あの廃車体の並ぶ側線が見れないのは残念ですが、今後この側線がどう変わっていくのか注目していきたいですね。

おわり。

どうも。。

前回「撤去直前の安比奈線を探索する(1)」の続きです。
終点方面へひたすら進んでいきます。

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写真には写っていませんがガーダー橋の下には幅1.8mくらいの用水路が流れていて、渡ることが出来ません…
ここは仕方なく迂回。

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住宅地と田畑が点在する中を一直線に抜ける安比奈線。
ここも長年の放置によってレールが歪んでしまっています。

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台車一個分よりも短いガーダー橋。
現役線では意外と目がいかないストラクチャー類も、ここでは発見しやすいです。

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踏切のほとんどが柵で塞いでありますが、路面部分の線路もまだ残されていました。
線路脇の樹木が成長して路盤を侵食しています…

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森へ入る直前の開けた区間。
線路はひたすら一直線ですが、まわりの風景は絶えず変化していくのが面白いです。

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踏切を越えると、安比奈線の風景の中でも特に有名な森の中の区間へ…

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周囲を囲む木々と枯葉に埋もれた線路が良い雰囲気です。。
改めて見ると案外常緑樹が多めですね。

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しばらく雑木林が続きますが、一部道路で線路が寸断された場所があります。

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振り返って撮影。
風で冬枯れた木々の枝が擦れる音しか聞こえてこない、とても静かな場所でした。

つづく。。

どうも。。

西武新宿線の南大塚駅から分岐していた安比奈線は1960年代に休止線扱いとなって以降、線路等の設備が撤去されずに今日まで残されてきました。
しかし2017年に正式に廃止手続きが行われ、2018年に撤去工事が行われるとの情報が発表されました。
今まで幾度となく探索していて、とても思い入れの深い路線だったので、撤去される前にもう一度見たくて再訪してきました。
探索日は2018年1月です。

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安比奈線が分岐している西武新宿線の南大塚駅に下車。
橋上駅舎上から。
本川越方面ホームの真横から安比奈線が分岐しています。

左手の建物に隣接するように架線柱が建っている場所が安比奈線の線路で、それと繋がらない位置に踏切の線路があります。
これはかつて安比奈線上に西武新宿線の車両基地を建設する計画があった時に整備された線路の一部ですが、結局これも使われずに終わりそうです。
以前は本川越方面ホームの真横に安比奈線方面へ向かう線路が残っていて保線車両の留置線として使われていましたが、現在は撤去されていました。
バラストは敷かれたままで線路があった面影が残っています。


未成踏切から安比奈線を望む。
建物の陰に隠れ気味で目立ちませんが、踏切の直後から線路と架線柱がしっかり現像していました。


建物に隣接する区間をパスして少し進むと、道路と並行するようになります。
真新しい住宅と草生した廃線の対比が不思議な景色です…


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国道16号の踏切跡。
アスファルトで固められていますが、線路自体は撤去されていないように見えます。


踏切の遮断機は無くなっていましたが、機器箱は残っていました。


踏切跡を越えた先は再び線路が続いています。
休止線だった名残?で架線柱に転倒防止のワイヤーが張られているように、ある程度の維持はされていました。

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線路は生活道路化していて踏み固められています。

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一直線に伸びる安比奈線の線路。


住宅が近いので線路敷が家庭菜園に利用された痕跡があったりします。
一部レールが曲がってしまっている場所も…

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小さめの踏切も線路はそのまま残っています。

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関東平野を一直線に進む廃線。
真冬の澄んだ空気の向こうに見える山々が美しいです。


さっきの踏切の直後にあった小さなガーダー橋。
橋自体は小さいですが下を流れる水路まで3~4mほど高さがあるので渡るのはやや勇気がいるかも…




安比奈線の名物風景の一つだった、水路を渡る2連ガーダー橋。
先ほどの小型ガーダーと違って立派な規模ですが、橋の下は屈まないと通れないくらい低い橋です。
架線柱の転倒防止のためか、新し目のワイヤーが架線と橋近くの地面に繋がれています。



つづく。

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