どうも。。

前回「石灰石鉱山レイアウト製作:アーチ鉄橋を自作する(1)」の続きです。

工作用紙に図面を書いて、それを台紙にしてプラ棒を組んでいきました。
全て組み終わったら、上側の線路面とトラス面を接着します。


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トラス側は台紙に付けたままで、線路面と接着しました。
傾かないようにしつつ固着を待ってから慎重に台紙から剥がしていきます。
そのあと台紙にもう一組のトラス面を製作し、同じように線路面と接着します。


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トラス面の間の下部にあたる部分にもH形棒を挟みました。


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H形棒との間には×状に金属線を入れて接着します。
曲がり癖の付きにくい洋白線(0.5mm)を使用しました。
実物の鉄橋では線路面の梁と底面との間にも×状の鉄棒が入っていますが、今回はサイズも小さいので省略しました。


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形になったので設置場所に仮置き。。
まだ橋台が無いのでレールにマスキングテープで止めてぶら下がった状態です。
下を通る本線や奥の洞門を遮らないバランスに収まっているので、これで仕上げていきます。


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鉄橋本体の塗装と同時に橋台も製作。
鉄橋の負荷が掛かることになるので、強度を考えてプラ板製に。
実物の橋台の素材には石垣やレンガなど色々あるますが、近代の石灰石鉱山なので今回はコンクリ製を再現することに。


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コンクリの質感を出すために下地に溶きパテを塗ったあと、タミヤのアクリルカラーのミディアムグレーを筆塗りしました。
そのあと薄めたダークグレーでスミ入れして、ウェザリングマスターで汚しを入れて古びた感じに。
スミ入れでグレーが剥がれかかった箇所があったので、上からミディアムグレーを小さく塗ってコンクリを補修した跡のようにしてみました。
ついでに本線のトンネルポータルも仕上げています。


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鉄橋本体のほうも塗装作業に。
まず金属素材に塗料が食いつきやすくするためにガイアカラーのマルチプライマーを吹いておきました。
そのあとサフとしてガイアカラー エヴォのオキサイドレッドで鉄の下地色に。。
細い棒材が入り組んでいるので塗料がまわりにくいです。


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本塗装をどんな色にするかで結構悩みました。
鉱山鉄道の鉄橋なので赤や緑などの配色はおかしい気がしましたが、かと言って他に鉄橋の色は思いつきませんね…
結局、モデルにした奥多摩の曳鉄線鉄橋(前回記事に画像を貼ってます)と同じような色にしてみることに。


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錆と白化?が合わさったような色にするために、タミヤアクリルカラーのデッキタンやミディアムグレーを調合して薄めたものをエアブラシで吹きました。
その上に、タミヤのウェザリングマスターを色を乗せていきます。
主に使用したのはAの「サンド」やBの「サビ」で、それぞれ塗り重ねています。
付属のスポンジ&筆よりも、毛を短くカットした小さい面相筆で塗っていくと効率が良かったです。


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橋台のほうにもサビの表現を追加しました。
梁の部分に合わせて、錆が長年の雨で流れ出た感じに。。

一通り済んだら仕上げにつや消しクリアを全体に吹いて完成です。。


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レイアウトに置いてみました。
棒材からのフルスクラッチでしたが、なんとかそれっぽく出来上がったと思います。。
色もこれが一番鉱山鉄道っぽくて良かったかもしれません。


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橋台もコンクリの質感が出せていると思います。
スペースの都合でトンネルポータルと橋台の距離を取れなかったのが心残りです。
スミ入れやウェザリングマスターだけで意外と自分好みの質感が出せたので、今後の鉱山作りの自信が出ました。。


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まだレールは固定していません。
レール自体も塗装して、車両の試運転が済んでから固定したいと思っていますが、まだZゲージの小型動力を用意出来ていないので当分先になりそうです…



つづく。。