どうも。。

相変わらず花いろラッピングと鉱山関係を交互に作ってる感じです…
レイアウトのほうは本格的に地面作りに取り掛かりたいですが、その前に鉱山の上部軌道(Zゲージの線路を使ったナロー)を固定しないといけません。

IMG_7907
固定する前に試運転をやっておきたかったのですが、まだ車両を確保できていません…
NスケールでZゲージの線路(6.5mm)を使うナローの鉱山鉄道はかなりマイナーなジャンルで、かなり小型になるためか車両や動力ユニットなどの製品もあまり出回っていません。
そんな6.5mmの小型動力の中では一番有名?であるパワーマックスという超小型動力ユニットを購入予定ですが、今現在輸入代行店のサイトでずっと品切れ状態です。
そこで、まずは手持ちのジャンク動力を改造して6.5mm動力を試作することに。。

今回の鉱山鉄道製作では機関車(EL)1両とグランビー鉱車5〜6両を製作予定ですが、鉱車のほうも足まわりの確保に苦労しそうです…


IMG_7896
まずは種車の選択を。。
ジャンク箱から使えそうな動力台車を探した結果、鉄コレ動力の物が車輪の改軌がしやすそうだったので試してみることに。
今回使ったのは黒染め車輪仕様の鉄コレ登場初期に発売されていた物です。。


IMG_7304
早速車輪の改軌をやってみました。
奥から鉄コレ無加工・改軌(6.5mm化)・食玩ZJゲージの車輪 です。
プラ車軸を少しずつ削っていって、ZJゲージの幅に合わせました。


 IMG_7302
車輪幅が狭くなるとギアボックスが車輪に干渉して回転しなくなるので、ヤスリで削って薄くします。
9mm幅から6.5mm幅まで詰めなくてはいけないので、削る量が多くて地味に面倒な作業でした…


IMG_7305
モーターはKATOのBトレ用動力の物を取り出して使用。
鉄コレのウォームギアをKATOのT車用車輪の車軸を使って接続しています。


IMG_7892
モーターと集電板を銅線で繋いで、ウォームギアをセットするとこんな感じに…
集電板のグラつき防止のためにプラ板を挟んであります。
これで一応走れる状態になりました。


IMG_7894
レイアウトに使うロクハン製レールで試運転を。
いきなり上手くいくとは思っていませんでしたが、本当に最初は全く動きませんでした…
車軸のブレによる安定性のなさが原因だったようですが、それを改善したら今度は少ない電圧でも凄いスピードが出てしまうことが発覚。
鉄コレ動力はギア比が速めに設定されているようで、今回のようなモーター直結式だと鉱山鉄道とは程遠いスピードになってしまいます…
2軸車で小さく収められたので小型の鉱山機関車に使うには良いサイズですが、低速安定性が無いのは痛いですね。
抵抗などを入れて速度を落としてもあまりスムーズは走りとは言えず、結局もう一つ別の方法で作ってみることに。


動力台車にモーターを乗せる方法は精度調整がシビアで自分の技術で作るのは難しいと判断し、今度は普通にボギー車体の動力ユニットを作ってみます。
IMG_7306
食玩のZJゲージの動力ユニットを分解して、シャーシを切り接ぎして短縮化しました。
モーターの関係で片台車駆動になるので、もう片方はT車の台車のシャーシを接合しています。
接合部はプラ板で補強を入れてあります。


IMG_7888
集電効率を上げるためにT車側の台車も集電対応に改造。
0.3mmの真鍮線を折り曲げて市販車両の集電板のような形を作って台車内に入れてあります。


IMG_7915
モーターは今回もKATOのBトレ動力の物を使用しました。
前回はモーターの固定が甘く、動作時に振れて安定性を無くしていたので、シャーシにゴム系接着剤でモーターを直接固定しました。
車体の集電板は銅板からの切り出しで、モーターとは銅線で接続。
集電板は市販のNゲージ動力と同じように、メンテナンスで取り外し出来る構造になってます。
シャーシ側面には剛性を確保するためにプラ板を貼っておきました。


IMG_7916
裏側はこうなってます。
ZJゲージのM車とT車をニコイチにした感じで、シャーシと台車の固定方法もZJと変わってません。
モーターと動力台車を繋ぐシャフトはTOMIX製で、サイズの関係でかなりギリギリの角度に…


IMG_7914
そのままでは車重が軽すぎて走らないのでウェイトを補重。
GMの箱形ウェイトとホームセンターで購入した鉛おもりをカットした物を載せてます。
ひとまず試運転のためにマスキングテープで固定。


IMG_7917
前回の試作車と比較。
だいぶ大きくなってしまいましたが、ギリギリ鉱山機関車に使えるサイズに収まっていると思います。


IMG_7919
バンダイのBトレ動力3と並べるとこんな感じです。
Bトレよりも一回り小さいサイズです。

走行シーンを動画に撮ってアップしたので載せておきます。(音量注意)



細かい調整をして、手放しで連続走行できるレベルまで走れるようになりました。
市販の動力台車を無加工で使い、構造も市販小型動力と同じタイプにしたおかげで簡単に安定走行できたんだと思います。
改軌やギア類の加工は高い精度が必要なので難しいですね…

走行は安定しましたが、片台車駆動でトラクションタイヤ無しなので牽引力が低いのが欠点です。
これでは鉱山レイアウトの急曲線を鉱車5〜6両を牽いて走らせるのは厳しそうな気がします。

出来れば2軸車で小型な動力で作りたいので、やっぱりパワーマックスが手に入るのを待ったほうが無さそうです…
無事に手に入ったらこの試作動力は自走人車のような単行車両として仕上げたいですね。

つづく。。