どうも。。

今年の夏もいろんなところに行ったので少しづつアップしていこうと思います。
この日は輪行して東海道本線の近江長岡駅へ行き、住友大阪セメント専用線跡を探索したあとに彦根駅まで走り、再輪行して大津まで行って京阪石坂山本線を見に行ってきました。

近江長岡駅はかつて住友大阪セメント(旧大阪窯業セメント)の専用線が伸びていて、いぶき501・502というELが廃線になる1999年まで活躍していました。
501は現在も大井川鐵道で活躍していますが、三岐鉄道の西藤原駅で静態保存されていた502は今年に入ってから解体されてしまいました。ちなみに502は以前見ていたりします。「mattoの工作&探索記(旧) 三岐・北勢線と白石鉱山跡を見に行ってみた(4)」。


近江長岡駅を出たらすぐに自転車を展開して、早速出発。。
後から知りましたが、こちらの専用線の反対側へも別の専用線跡が伸びているみたいです。
そちらにはワムの廃車体が足回りも含めて残っているとか…


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東海道本線の線路に沿った部分は道路から近づけなさそうなので、本線から分かれて道路と踏切になっていた箇所まで一気に来ました。
踏切を越えた先に川を跨ぐガーダー橋があり、さらに少し先で東海道新幹線の高架下をくぐっています。
ここから先は終点付近まで遊歩道として整備されています。


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路面はレールが剥がされて舗装されていますが、架線柱や一部の標識類はそのまま残っていました。


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線路脇の土留めに利用されていた廃レール。
現役時代からある物でしょうか…?


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かなり細いレールで、iPhone5Sの幅と変わらない高さでナロー用のようなサイズでした。


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さらに進むと遊歩道の横の森にレールで組まれた櫓状の構造物が…
フェンスで囲われていて立ち入りは出来ないようになっています。


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茂みが濃かったので細部がわかりやすい写真が撮れませんでしたが、ホッパーの跡のように見えます。


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石灰石鉱山特有のベンチカットで段々になった山肌に向かって線路跡は進んでいきます。


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田園風景と小高い森の中を緩やかなカーブで抜けていく、写真やジオラマ映えしそうな景色でした。


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小さな道を踏切で越えたあと、両側を竹林で囲まれた区間に。
だんだん登り勾配になっていきます。


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国道365号の下を潜るトンネル。
遊歩道の整備が行き届いていて、廃トンネル的な怖さは感じません。


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ツタが絡んで緑のトンネル化した終点側。


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錆び付いた「警笛」の標識が設置されていました。
この先に小さな踏切が連続していたためでしょうか。

自転車でも多少キツく感じる勾配を登りきると、終点の伊吹工場前に到着。

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終点付近には線路とホーム型の東屋が整備されていて公園になっていました。
隣に公民館があって専用線跡が駐車場に転用されています。


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東屋の横にあった案内板。


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線路跡は工場の敷地内へ続いていきます。
残念ながら、この伊吹工場も既に閉鎖されていて、現在は設備の解体が進められていました。。


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コンクリートの巨大構造物が山の麓に忽然と現れたような景色です。
解体途中で作業が止まったような感じで、重機や作業員の姿も見えませんでしたが、今後どうなるんでしょう…


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散策していたら一直線に伸びる構造物を発見したので見に行ってみることに…

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石灰石鉱山の採掘場から工場へ鉱石を運搬するベルトコンベアでした。

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錆色のコンベアの建屋とまわりの緑との組み合わせがどこか不思議な雰囲気…


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高台に登ってきたので記念撮影。


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近江長岡からしばらく走ってみることに。
米原駅方面へ抜けたあとに琵琶湖沿いを走ったりして彦根駅に出ました。


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彦根駅にある近江鉄道の車庫と博物館。
かつて使われていた機関車などが静態保存されている他にも、西武から譲渡されて改造待ちの車両などが留置されていて面白いですね。
彦根からは石山駅まで短距離輪行して京阪石坂山本線を見に行ってみることに。


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石坂山本線沿いを自転車でひたすら走りながら浜大津駅へ。
京都に近いからか古い街並みも多いですが、浜大津駅周辺のようにビルが建ち並んでいるところもあったりして、風景の変化に富んでいるので見応えあります。
ラッピング車を見るのが目当てでしたが、レイアウト作りにも活かせそうな景色が多くて良い刺激になりました。

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この日は探索メインであまり時間取れなかったので、改めて見に来たいですね。