どうも。。

以前製作していた鉱山レイアウトは地面の質感の再現が思ったようにいかず、結局やり直すことになりました。
作り直しを始める前に地面製作の方法をいろいろ試してみることに。
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画材店で買ったパネルや木製のボードをテスト製作で使ってしまうのは勿体無いので何か気軽に土台にできる物を探していたら、鉄コレに付属している展示用のダミーレールを発見。
現在発売されている物はファイントラックと同じ寸法の線路の型をした土台にネームプレートが張り出しているようなタイプですが、少し前の製品では画像のような土台と線路が一枚板になったタイプでした。
鉄コレは買ったらNゲージ化してケースにしまったり普通の走行用線路に飾ったりするので、正直持て余し気味です…
S140直線レールと同じ長さで、プラ製で加工もしやすいので線路まわりの情景製作テストに使うのにちょうど良い素材です。


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まずは下地塗装を。。
レール面に車輪止め型の出っ張りがあるので、それをニッパーとやすりで撤去。
そのあとサフとダークブラウンを吹きました。
一応レールと枕木の塗り分けをしてみましたが、完成したら殆どわからなくなってしまったので単色でも十分でした。


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余白部分に100均で売っている木粉粘土を使って地面をかさ上げ。
そのあとレールまわりにバラストを散布。
鉱山レイアウトでバラスト散布したとき(こちら)と同じ、ウッドランドシーニックス製のファインバラストを使用しました。
固着も同じくマッドメディウム水溶液で行っていますが、レイアウトではメディウムのが薄くなってしまったせいかバラストが剥がれやすくなっていたので、今回は水の比率を減らしています。


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バラストの水溶液が固まる前に、同時にパウダーも散布しました。
今回は津川洋行製のものを使ってみましたが、TOMIXから出ている同系色の パウダーよりも少し粒が細かめで実感的な気がします。
下地の木粉粘土も近い色合いなので、色を付けずに直接パウダーを載せています。


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以前、「石灰石鉱山レイアウト製作:静電気で草を生やす」の記事で紹介した静電気マシンを再び使用してみることに。
メディウム水溶液を全体に吹いたあと、スタティックグラスを通電しながら散布。
以前使ったときは多量に撒いたせいで逆に不自然な感じになったので、今回は控えめにしてみました。


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水溶液がすべて固着したら、エアブラシで薄めたクリアオレンジを吹いて色付けしました。
スタティックグラスの質感が微妙に見えたので多めに吹きましたが、逆に色合いが濃くなってしまった気がします…
でも第一弾としては結構良い感じに出来たんじゃないかと思います。
今回も鉱山レイアウト用ということで冬枯れた地面を作ってみましたが、あと何回か検討してみたほうが良いかもしれません。


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車両を置いてみるとこんな感じ。
枕木が雑草で隠れ気味の寂れた専用線風に。


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追加でフィールドグラスを植えてみました。
1mm径で地面に穴あけしたところにメディウムを先端に塗ったフィールドグラスの束を差し込んで、固着したら長さを少しずつ調整していきます。
ひと束ずつ植えていかないといけないので面倒な作業になりますが、しっかり施したら結構リアルになりそうです。


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レールの色が地面と浮いているように見えたので、薄いベージュ系のパステルでウェザリング。
少しパステルが濃すぎましたが、廃線っぽさは増した気がします。


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もう一枚のほうはブラウンを使ってサビ汚れに。
こっちはブレーキ粉が落ちた走行頻度の少ない線路風ですね。
レイアウトで使うには、線路の配置などでも雑草の量や汚れ具合も変えていったほうが良さそうです。


つづく。。