どうも。。

石灰石鉱山レイアウトは駅とホームが一応形になったので、次はいよいよ工場本体の製作に入ろうと思っていました。
しかし工場本体の設計に入る前に、Nナロー(6.5mm軌間の1/150スケール)の上部軌道の配置をどうするか決めておく必要がありました。
解体前の製作では走行する車両が用意できておらず、建築限界や雰囲気などが定まらなくてグダグダになっていたので、今回の製作では先に車両を揃えていくことにします。
Nナローは市販品車両があまり発売されていなくて、あってもウチの石灰石鉱山レイアウトに似合う車両がほとんど無かったので、基本的にフルスクラッチで作っていきます。

上部軌道で走行させるのはグランビー鉱車とELの編成にしようと前々から決めていました。
実際の鉱山跡にある実車や静態保存車などを参考に作っていきます(某所にて撮影)。
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プラ板による箱組みで、実車にはナベを傾斜させて積荷を落とす機構が備えられていますが、さすがに1/150スケールでは再現できなそうなので固定状態で製作します。

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まずはメイン材料のプラ板を切り出し。
今回は0.3mm厚を使用しました。
各サイドの丸みはエバーグリーンの1.5mm1/4丸棒で再現。
また、内側の下部に補強の1mm角棒を入れています。

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外面の帯材は1mm幅に切り出した0.3mmプラ板で再現。

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足まわりはナロー製品の小径車輪を使う予定ですが、まだ手に入ってないので暫定版としてZJゲージの485系から外した台車を使用することに。
だいぶ昔の製品ですが、食玩として流通していた物で今でも中古店などで安価に手に入れることが出来ます。

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ナベ部分を台車に載せるとこんな感じに…
塗装もしていないので、なかなか不釣り合いです。
実物のグランビー鉱車は軸受けが内側にあって車輪が完全にむき出しになっているので、普通の台車で再現するのは無理があります。

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Nゲージのタキ1900と並べるとこんな感じです。
多少実車よりも大きめにして線路のナローっぽさが増すようにしてみました。

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今回の製作では一気に10両製作しています。
機関車の性能と線路の長さ的に5〜7両程度で走らせるつもりで、残りは予備と留置線に並べる用です。
ナベ部分の転倒機構やシャーシなどを全車に取り付けたら塗装に入ろうと思います。

つづく。