どうも。。

石灰石鉱山レイアウトは地面を少しずつ成形中ですが、地表に一部分が埋設される構造物は地面を作る前に形にしておいたほうが後の地形作りが楽になります。
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駅とは反対側の谷になっている区画は特にそうで、本線は両側がトンネルで低いガーダー橋、上部軌道は片側坑口と大トラス橋、さらに奥には道路トンネルの洞門が設置されて、構造物が特に密集してるエリアです。
地面の斜度もかなり急なので配置にかなり苦労しています…

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レイアウト自体がセメント原料である石灰石の鉱山がテーマであるのと、戦後に発展したという設定なので坑口(トンネルポータル)は全てコンクリ製を再現して製作します。
現時点で本線坑口が4箇所、上部軌道坑口が2箇所で、道路坑口が2箇所あります。採掘場にも坑口がありますが素掘り坑口にするので今回は除外しました。

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以前の製作では工作用紙で製作しましたが、歪みやすかったので今回は0.5mmのプラ板から作ることに。
これは上部軌道の坑口で、一般的な坑口と違って下部の裾絞りがなく垂直になった断面にしました。

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内部は3cmまで再現してみます。
曲げ癖を付けたプラ板で天井部分を形成。

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3mm角棒で補強の骨格を組んで、両壁と天井部も製作。
壁の片側には真鍮線で配管を再現してみました。

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レイアウト上に仮置きするとこんな感じに。
鉄橋を渡った直後に坑口がある配置ですが、本固定時はもう少し余裕を取るかもしれません。
この鉄橋は以前「石灰石鉱山レイアウト製作:アーチ鉄橋を自作する(2)」で製作したものを使用しています。

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コンクリ面だけでは寂しいのでアクセントに上部へ登るハシゴを設置。
建設されてかなりの年月が経っているので部分的に欠落しています…

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本線トンネルも同じようにプラ板から切り出し。
まず工作用紙に断面を書き出して治具を製作し、それを使って坑口を開けていきます。
市販品のトンネルポータルよりも1まわり以上小さくして、できるだけスペースが間延びした感じをなくしてみることに。
上部には扁額を入れるスペースも開けておきました。

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コンクリ製坑口の上はGM製の石垣で擁壁を作って、変化を付けています。
石垣の中央部は3mmの凹型角棒を挟んで側溝を再現。

右の坑口に比較用として上部軌道坑口を。
こうして並べるとNナローは思った以上に小さいですね。

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谷側の本線トンネルも同じように製作。
こちらは線路に沿った形でコンクリ壁を設置。
プラ板をベースにして水抜き孔やコンクリ継ぎ目を再現してみました。

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一通り坑口を切り出し終えたら、全て内部壁を3cm分だけ取り付け。
プラ板では曲げ癖を付けにくかったので工作用紙に切り替えました。
プラ板と工作用紙の貼り付けには最初木工ボンドを使いましたが、プラ板には固着後に貼り付かずに剥がれてしまうのでゴム系接着剤に変更…
微調整が終わったら塗装に入ろうと思います。

つづく。
石灰石鉱山レイアウトを作る:トンネルポータルの自作(2)