どうも。。

今年に入ってからレイアウト用のフリーランス地方私鉄車両の増備を進めていますが、今回もその続きです。

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この前は「フリーランスの旧型電車を作る」で吊り掛けの旧型車を製作しましたが、もっと車両のバリエーションが欲しいのとレイアウトの時代設定が現代であるので、今回は現行の主力形式を作ります。

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写真を撮り忘れていきなり箱組状態になってしまってすいません…
前面は鉄コレ19弾のNDCの物をベースに、裾部分にプラ板でアンチクライマー形状の窪みを追加・ヘッドライト埋め込み・貫通扉上に方向幕開口などの改造を施しています。
側板はGMの西武新2000系を使用していて、切り継いで16m級3ドア化しています。
屋根板も鉄コレ19弾の物を切り継いで、クーラー取り付け穴や排気管などを埋めて使用。

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雨樋は0.3×0.3のプラ線材を貼って再現。
とても細くて繊細なので一直線に貼り付けるのはコツが要りました。
パンタの配管も真鍮線でそれらしく作ってみました。

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サフを吹いて見逃した細かい傷などを修正。
切り継ぎ箇所や削り加工部分が多いので大変でした…

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同時施工として中間化改造車の2両編成も整備します。
作業内容はレイアウトのフリーランス電車を増備する(1)」の続きになります。
一度は形にして塗装しましたが、カラーリングがどうにもしっくり来なくてそのまま放置状態になっていました。
結局IPAに漬けて塗装を落としてやり直すことに。
IPAに漬けてラッカーパテで埋めた継ぎ目が出てしまったりしたので、瞬着で成形し直してます。

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2両編成のほうも雨樋を両運車に合わせて改修しました。
使った屋根パーツが違うので、屋根上機器の配置に差異が出ています…
とりあえず形になったのでこれで塗装に入ることに。

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メインのクリーム色はガイアカラーのインテリアカラーを。

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乾燥し終わったらマスキングして、今度は車体下部の赤色へ。
MrカラーのMSシャアレッドを使っています。

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マスキングを剥がして今度は前面のブラックフェイスを塗り分け。

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2両編成のほうはリニューアル車ということでカラーリングを少し変えて、側窓まわりをグレーに。

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屋根の塗装とタッチアップ・色差しをしたあとに半つやクリアを吹いています。
屋根はウォッシングで軽くウェザリングしてからつや消しクリア塗装に。

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前面窓は車体に取り付ける前に前照灯部分の塗り分けをしておきます。
両サイドの窓上に角形の前照灯が入っていることにしたいので、裏側に四角くマスキングしたところにフラットブラックを塗って再現。
他にパンタ・クーラー・足まわり関係も塗装していますが写真を撮り忘れていまいした…
車体にパーツを取り付けたら完成です。

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長い放置期間を経てようやく完成しました。。
ウチのフリーランス地方私鉄の自社発注電車です。
16m級で3ドアの手頃な中古車両が無かったため、新製車体に譲渡品の機器流用で製造された車両という設定です。
形式名は以前作った同型車が1000形を名乗っていたので、これも1000形ということにします。
一応当線の主力形式になっている設定です。

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NDCの前面に両運転台で、地方路線らしさを出したつもりです。
頻繁に増解結する運用をするという設定なのでカプラーは電連に。
スカートは形状によって印象が変わりやすいので悩みましたが、以前製作した車両と同じくGMの京王6000系用を付けました。

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足回りは基本的に鉄コレの元銀座線(日立or銚子)の物を流用していて、台車も実在の地方私鉄で使用例が多くあるFS510を履いています。
パンタグラフはGMのPT71Dを塗装して載せていて、ダブルパンタにしています。
クーラーは東武の分散クーラーを使っていますが、この車体に2基だけでは足りない気もしますね…
ローカル線区で走る車両ということでドアボタンも装備。

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同時竣工した2両編成のほうは両運車とは違った形態に。
導入から年数が経ち譲渡品機器の老朽化や予備パーツの確保難が目立ってきたため、大規模更新工事によってリニューアル車になったという設定です。
基本的な車体構造は未更新車である両運転台車と同じですが、更新工事によってVVVF化や台車の換装を行っていて、カラーリングも側窓まわりにグレーが追加されて最新車両に似た形態になりました。

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更新前は片運転台車と両運転台車の組み合わせでしたが、更新を機に固定編成化。
中間側になる運転台が撤去されて、乗務員室の客室化と乗務員扉の閉鎖(固定窓化)が行われています。
しかしコストを抑えるために完全な中間化はされず、NDCタイプの前面形状がそのまま残された形態になっています。
先頭に立てない中間車であることを強調するために転落防止柵も付けてあります。
足回りはGMのVVVFの床下機器をそれっぽく組み合わせて付けました。

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併結運用が多い設定なので、2両編成のほうに動力を入れて両運転台車はT車にしています。
単行での運用は末端部の区間運用のみで、基本的に2〜4両での運転が多い想定です。

前面裾の窪みと側窓のグレー塗装はのと鉄道のNT200形からアイデアを得ていて、単行と2両編成が混在して運用されているところや全体的な雰囲気は、えちぜん鉄道の車両をモチーフにしています。

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結構な長い間放置状態の形式でしたが、これでやっと走らせられる状態にすることができました。
ウチのフリーランス地方私鉄のバリエーションにも厚みが出てきたと思います。
この形式を主力にしたいのでもっと増備したいところですが、切り継ぎや加工箇所が多いので、鉄コレの塗り替えだけで済む他形式と違って製作が大変です…
車両が出揃ってきたのでレイアウトの建物や地面作りも進めたいですね。

つづく。。