mattoの工作&探索記

適当に模型製作や探索をした記録です。

カテゴリ: 廃スポット探索

どうも。。

前回「下津井電鉄の静態保存車を見に行ってみた」の翌日の話です。
この日は下津井電鉄と同じ岡山県内にある、片上鉄道の廃線跡と動態保存を見に行ってみることに。

片上鉄道は岡山県内の片上から柵原まで全長約34kmの路線で、柵原鉱山で産出される硫化鉄鉱を片上港へ輸送していた路線でした。
91年に廃止になったあと、吉ヶ原駅で車両の動態保存や廃線跡がサイクリングロードとして整備されていて、現役時代の面影を今でも見ることが出来ます。

片上鉄道の動態保存は毎月第1日曜が開催日なので、それに合わせたスケジュールでしたが、天気はあいにく日曜だけ雨です…
自転車で廃線跡を辿るので雨は厳しいため予定変更も考えましたが、昼頃には止むという予報を信じて強行することに。

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岡山から山陽本線で片上鉄道との連絡駅であった和気駅へ。
雨足は強くありませんでしたがそこそこ降っていて幸先が不安に…

車窓から見える冬枯れた山々の景色を楽しみにしていましたが、雨なのでまた違った色合いに。
雲が掛かった山がとても幻想的で良いです。
普段はロングシートの東京の電車しか乗らないので、西日本の転換クロスシートはとても新鮮味があって楽しいです。。
車窓を眺めやすいのはもちろんですが、転クロだと足を伸ばせるのも長距離の鈍行乗り鉄ではポイント高いですね。

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和気駅で下車。
今回の目的である片上鉄道との連絡駅です。
片鉄としては途中駅で、和気から片上へは約8km、逆方向の柵原方面へは約25kmあります。
天気が微妙ですが、予報では午前中で止むらしかったので、このまま自転車を展開して走りに行きます…

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和気駅前の風景。
急峻な低山に囲まれた独特な景観です。
早速片上鉄道の廃線跡に遭遇。
ガーダー橋がそのままサイクリングロードに転用されています。

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案内板もところどころに設置されています。
このガーダー橋を渡る現役時代の鉱石列車の写真。
DD13牽引の無蓋車編成がとても良いです…
サイクリングロードは舗装されていて、路盤跡というのもあって勾配も緩やかで走りやすいです。
益原駅跡を通過。
廃線脇にワムが静態保存されていました。

近くにあった案内板の地図。
終点の柵原まで、川に沿って曲がりくねった線形です。

山間部の僅かな平地を線路跡が通っています…
沿線は田畑の中に古い日本家屋が点在するなかなか良い感じの景色です。。

線路横を流れる吉井川の新田原井堰。
堰の前側に橋が掛かっていて渡れるようです。

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天瀬駅跡に到着。
線路と駅舎は撤去されていますが、ホームと待合室は保存されていました。
状態もかなり良いですね。
待合室はアングルによっては現役路線の物と見間違いそうです。。


駅構内の横にあった石垣。
こういう荒石が密に積み重なった石垣をNゲージで再現したいんですが、製品が無いのが困ってます…


天瀬駅は2線あって行き違い可能な構造だったようです。
サイクリングロードとして整備される道幅は一定らしく、舗装路とホームの間に余白が出来ていますね。

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構内の隅には信号機が残されていました。

つづく。。

どうも。。

前回「能登線の廃線を自転車で辿って穴水から宇出津へ(2)」の続きです。

甲駅跡を出て、ひたすら海岸沿いを進みます。

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駅を過ぎてもしばらくは集落が道沿いに続いています。
良い感じの路地がいくつも分かれていて寄り道したくなりますが、まずは宇出津へ行くことを優先…

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道沿いに続く黒い屋根瓦と板張り壁の日本家屋。 
郊外のニュータウン在住の自分にとっては、観光地として整備された訳ではない場所でこの統一された景観を見るのはとてつもなく新鮮味があります。

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農機具の小屋?も屋根瓦と板張りで出来ていたり。
ジオラマを作るならこういう小物類も再現したくなります…

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海岸沿いなので小さな漁港も点在していました。

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メインの道を通っているはずが車一台分しかなかったり…

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これでも路線バスの通る道であるのが驚きです。。
自転車で走るのも良いですがバスから車窓を眺めるのも良いかもしれません。

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歴史ある日本家屋と自販機。
ただ古い物が残っているだけではなく、新しい物と古い物が交錯して共存している風景が好きです。

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川は小さい漁船の船着場を兼ねているところが多いようでした。

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能登線の廃線も道路に近い海岸沿いを走っていますが、とりあえず目につく構造物が無ければどんどん進んでいきます。

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もう穴水から20km以上進んでいますが、まだまだ先には海岸が続きます…
いつか必ず珠洲・狼煙まで行きたいですね。

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とても味のある海岸沿いの集落と商店。
海岸沿いで人家が長く途切れる場所は意外と少ないです。

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集落の端にあった立派なお屋敷。
屋根の面積が大きいので陽に照らされる屋根瓦がとても美しかったです。

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ようやく鵜川の町に入りました。
さっきの甲駅周辺よりも大きな町です。
町の中心部には神社が。

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海岸の形に沿ってカーブする商店街。
どの建物も屋根瓦は黒い能登瓦ですが、壁はそれぞれバラバラなようですね。

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鵜川駅跡に到着。
ここも駅舎は現存していますが、駅名板は無くなっていました。

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線路は撤去されていますがホームや敷地はそのまま残っています。
島式ホーム1面2線と側線が数本あったようで、駅構内は結構広いです。

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バス停には今も「駅前」の名が残っていました。。
いまさらですが金沢から124kmも離れているんですね…石川県は思った以上に長いです。

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鵜川を出ると能登線の廃線が国道249号と
しばらく並走します。
レールが撤去された路盤が雑草に覆われていました。

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海岸沿いの切り立った地形のそばを走る場所もあって、法面工事の真っ最中でした。


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そして、今回のもう1つの目的だった建物が。。


つづく。 

どうも。。

前回「能登線の廃線を自転車で辿って穴水から宇出津へ(1)」 の続きです。

のと鉄道の穴水駅から自転車で廃線を辿りながら宇出津まで走っていきます。

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穴水から小高い峠を越えて、旧能登線の甲(かぶと)駅跡へ到着しました。
穴水起点で約14kmの距離です。
廃止になって10年近く経ちますが、駅舎やホームは今でも残っています。

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かつての構内踏切。
舗装し直されて生活道路になっていました。

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駅舎のホーム側。
構内踏切を渡って島式ホームと繋がる構造です。
ブロック造りの駅舎は割と珍しい気がしますね。

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ホームへ上がってみました。
雑草が生い茂っていますが、屋根や待合室などの設備類は現存しています。
線路も撤去されていますが路盤自体はそのまま残っているようです。

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廃駅と静かな湾の見える景色。なかなか心惹かれるものがあります。

現役時代はこの駅の側線に郵便車のオユ10が静態保存されていましたが、廃止に伴って能登中島駅へ移動されました。

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待合室に貼ってあった時刻表。
現役時代の物ですね。穴水〜蛸島間はもちろんのこと、急行能登や寝台特急まで掲載されていて時代を感じます…

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待合室の状態の割に綺麗なので、もしかしたら駅跡を維持整備されている方が貼り直しているのかもしれませんね。

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宇出津・珠洲方面を望む。
穴水からここまでは山がちで線路跡がトレースしづらかったですが、甲駅からは道路と並行し海岸沿いを通るルートが多くなります。

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駅舎内を覗いてみたら券売機が残されていました。
この駅舎も維持されている方がいるようで、室内は綺麗でした。

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先へ進む前に甲集落をちょっと散策。
海岸沿いの狭い道に商店が点在しています。
この長閑な雰囲気がとても良いです…

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道は狭いですが立派なバス路線です。
穴水〜宇出津間のバスのルートになっていて本数もそれなりに出ているようです。
普通車同士の離合も出来ない場所もあるので運転大変そうですね…

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甲集落をあとにしてさらに宇出津方面へ…


つづく。 

どうも。。

今年の夏もいろんなところに行ったので少しづつアップしていこうと思います。
この日は輪行して東海道本線の近江長岡駅へ行き、住友大阪セメント専用線跡を探索したあとに彦根駅まで走り、再輪行して大津まで行って京阪石坂山本線を見に行ってきました。

近江長岡駅はかつて住友大阪セメント(旧大阪窯業セメント)の専用線が伸びていて、いぶき501・502というELが廃線になる1999年まで活躍していました。
501は現在も大井川鐵道で活躍していますが、三岐鉄道の西藤原駅で静態保存されていた502は今年に入ってから解体されてしまいました。ちなみに502は以前見ていたりします。「mattoの工作&探索記(旧) 三岐・北勢線と白石鉱山跡を見に行ってみた(4)」。


近江長岡駅を出たらすぐに自転車を展開して、早速出発。。
後から知りましたが、こちらの専用線の反対側へも別の専用線跡が伸びているみたいです。
そちらにはワムの廃車体が足回りも含めて残っているとか…


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東海道本線の線路に沿った部分は道路から近づけなさそうなので、本線から分かれて道路と踏切になっていた箇所まで一気に来ました。
踏切を越えた先に川を跨ぐガーダー橋があり、さらに少し先で東海道新幹線の高架下をくぐっています。
ここから先は終点付近まで遊歩道として整備されています。


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路面はレールが剥がされて舗装されていますが、架線柱や一部の標識類はそのまま残っていました。


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線路脇の土留めに利用されていた廃レール。
現役時代からある物でしょうか…?


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かなり細いレールで、iPhone5Sの幅と変わらない高さでナロー用のようなサイズでした。


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さらに進むと遊歩道の横の森にレールで組まれた櫓状の構造物が…
フェンスで囲われていて立ち入りは出来ないようになっています。


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茂みが濃かったので細部がわかりやすい写真が撮れませんでしたが、ホッパーの跡のように見えます。


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石灰石鉱山特有のベンチカットで段々になった山肌に向かって線路跡は進んでいきます。


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田園風景と小高い森の中を緩やかなカーブで抜けていく、写真やジオラマ映えしそうな景色でした。


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小さな道を踏切で越えたあと、両側を竹林で囲まれた区間に。
だんだん登り勾配になっていきます。


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国道365号の下を潜るトンネル。
遊歩道の整備が行き届いていて、廃トンネル的な怖さは感じません。


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ツタが絡んで緑のトンネル化した終点側。


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錆び付いた「警笛」の標識が設置されていました。
この先に小さな踏切が連続していたためでしょうか。

自転車でも多少キツく感じる勾配を登りきると、終点の伊吹工場前に到着。

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終点付近には線路とホーム型の東屋が整備されていて公園になっていました。
隣に公民館があって専用線跡が駐車場に転用されています。


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東屋の横にあった案内板。


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線路跡は工場の敷地内へ続いていきます。
残念ながら、この伊吹工場も既に閉鎖されていて、現在は設備の解体が進められていました。。


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コンクリートの巨大構造物が山の麓に忽然と現れたような景色です。
解体途中で作業が止まったような感じで、重機や作業員の姿も見えませんでしたが、今後どうなるんでしょう…


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散策していたら一直線に伸びる構造物を発見したので見に行ってみることに…

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石灰石鉱山の採掘場から工場へ鉱石を運搬するベルトコンベアでした。

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錆色のコンベアの建屋とまわりの緑との組み合わせがどこか不思議な雰囲気…


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高台に登ってきたので記念撮影。


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近江長岡からしばらく走ってみることに。
米原駅方面へ抜けたあとに琵琶湖沿いを走ったりして彦根駅に出ました。


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彦根駅にある近江鉄道の車庫と博物館。
かつて使われていた機関車などが静態保存されている他にも、西武から譲渡されて改造待ちの車両などが留置されていて面白いですね。
彦根からは石山駅まで短距離輪行して京阪石坂山本線を見に行ってみることに。


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石坂山本線沿いを自転車でひたすら走りながら浜大津駅へ。
京都に近いからか古い街並みも多いですが、浜大津駅周辺のようにビルが建ち並んでいるところもあったりして、風景の変化に富んでいるので見応えあります。
ラッピング車を見るのが目当てでしたが、レイアウト作りにも活かせそうな景色が多くて良い刺激になりました。

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この日は探索メインであまり時間取れなかったので、改めて見に来たいですね。

前回「葛生に廃線群と石灰石鉱山を見に行ってみた(前編)」の続きです。


山の間に広がる田園地帯から外れて、日鉄羽鶴線の廃線がある方向の道を進んでいきます。
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急な坂道をしばらく登ると、日鉄羽鶴線の踏切跡を見つけました。
上白石駅などと同じように線路はありませんが、相変わらず路盤はそのまま残っています。
羽鶴線のほうも結構な急勾配に敷かれています…


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踏切前後にあった柵は廃レールの再利用品でした。


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踏切の先も急勾配のまま線路と一定間隔を開けて並行していきます。
機関車1両で貨物列車を牽いて登り降りするのは厳しいんじゃないかと思える斜度でしたが、下るときに積車で登るときは空車なので、牽引力よりもブレーキ力が重要になりそうな線形です。

道路から鉱山への私道が分岐していて、羽鶴の鉱山前に。。


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道路沿いにあった鉱山の案内図には羽鶴線が描かれたままでした。


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線路跡を跨ぐ陸橋がありました。
ここは羽鶴線を取り上げた記事でよく見かける有名なアングルですね。
緩やかなカーブがいかにも鉄道的です。


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わずかな平地に灰色一色の工場群が建て込んでいました。
この実用一辺倒で無機質なデザインは惹かれるものがありますね。。


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情景製作用に細部観察を…
ひとえに石灰汚れと言っても、単に真っ白になるのではなく、薄灰色の泥状に汚れが付いているパターンも見かけました。
トタン張りの外壁はコルゲート板を小さく切って貼り重ねるのがベストでしょうか…


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斜面に建つ設備群。
この辺りが羽鶴線の終点で、かつてはヤードが広がっていたようですが今では殆ど面影がありませんね。
外壁に描かれた社紋が良い感じです。


この場所で廃線は終わりですが、マップを見るとさらに先にも採掘場や工場が間近で見れる場所があるようなので進んでみます。
葛生駅からずっと登りでしたが、ついに尾根を越えて下り坂に。


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道の頂上付近からは羽鶴鉱山の真裏にある採掘場が一望できました。
全国の石灰石鉱山と同じように、露天掘りで斜面を段々に削っていくベンチカットでした。

頂上を過ぎると今度は急勾配で一気に下って、断崖絶壁になった崖沿いに出ました。

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断崖絶壁の開けた場所から見えた対岸の斜面は、ここもまた山肌が完全に剥がれた採掘場になっていました。。


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とにかく凄まじいスケールです…
右側に2階建ての建物が建っていますが、それと比べると中央にある3つの坑口のサイズが異様に巨大ですね…
おそらく10m四方はありそうです。
休日でしたが稼働していて、超大型の鉱石輸送トラックが行き来しているのが見えました。
まわりの景色でスケール感が狂いますが、あのトラックも相当な大きさだと思います。

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羽鶴側に比べてこちらは地形が険しくて、1車線で曲がりくねった急坂で鉱山のある谷まで降りていきます。


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谷に建つ石灰工場が一望できました。
このくらいの俯瞰アングルで見ると模型化する際のバランス把握がしやすそうです。


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下まで降りて鉱山道を進みます。
公道ですが、まるで鉱山の中を通り抜けるような道に…
人家の無い山の中でどこにも通じていない道なのにファミリーカーがひっきりなしに往来していて困惑しましたが、後から調べたらこの山の奥に有名な神社があって初詣で混んでいたみたいでした。
白線や標識が見えない実質的な鉱山道なので、初めて通るとビックリしそうですね…


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こんな感じで積み込み用のホッパーまで道路のすぐ脇にあったりします。
鉄道はありませんが資料収集的にも探索的にも面白い道です。


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道路から直角に鉱山会社所有のトンネルが分岐していたり…


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マスクが欲しくなるくらい石灰粉が舞っていました。


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自転車のタイヤも真っ白に…
鉱山や工場と言うとススや錆の色のイメージですが、石灰系の鉱山はどこも白く染まっていて、より独特な景色が見れるのでとても興味を惹かれます。


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反対側の斜面も採掘場になっていて、完全に石灰鉱山に囲まれた道路でした。
会社によって設備群の造りが微妙に違っているのも興味深いです。


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工場が途切れて集落に入る手前には山神宮が。。


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道路沿いにあった廃屋。
鉱山からのトラックから舞う石灰汚れで白化していました。
道の周囲に住んでいると粉塵で大変そうですね。


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道路脇にはこんな看板も。。

葛生から山を越えてきてしまったので、葛生駅に戻るには再び山を越えなければいけません。
時間的に葛生駅へ戻る頃には日没になってしまい再探索は不可能そうなので、距離的に一番近い栃木駅で出ることに。

会沢線方面に行けなかったので、やっぱり再訪問必須ですね。
とは言え1日だけでも刺激を受ける景色を沢山見れたので、来てみて良かったです。


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栃木駅の周辺も古い町並みが多く残っていて良い風情でした。
こういう景色のある街は落ち着きます。。



おわり。。 

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